インシュリンダイエット。食品のGI値を知り賢く健康管理

ダイエット中の空腹はつらいもので、それが原因で挫折する方も多くいらっしゃいます。
無理なダイエットにより体調不良や過食・拒食の原因にもなってしまうことから、最近では食べることを基本にした食事管理ダイエットが重要視されています。
ここでは、インシュリンダイエットの方法や、GI値の低い食品について考えます。

 

【そもそもGI値とは何か】

好きなものを好きなだけ食べたいというのは人間の欲求の1つです。
それが食べられないというのはとても辛いことです。
ダイエットを乗り切り目標体重に到達したあと、反動で食べ過ぎてリバウンドをしたり、体が変化についていけずに体調を崩したりしてしまいます。
そういった悩みに対応するべく注目されているのが、インシュリンダイエットです。
インシュリンダイエットとは、GI値の低い食品を上手に取り入れるダイエット方法です。
GI値とは、食事後2時間までの血糖値の変動をグラフにして比較した数値です。
この数値で食べ物が糖になって吸収される速さが分かります。
糖に変化するのが遅い食品は血糖値の急上昇を抑えることができ、血糖値の上昇がゆるやかな低GI食品は、メタボ改善に期待ができるのです。

【GI値が低い食品の選び方】

主食選びの基本は、色の濃い食品を選ぶことです。
たとえば、日々の主食であるご飯は、真っ白の精米よりもGI値の低い玄米がおすすめです。
ただ玄米は精米よりも少し食べにくく、いきなり100%玄米食へ切り替えることは難しいものです。
そこで、まずは精米に2割ほど玄米や雑穀を混ぜ込むことから始めてみるとよいでしょう。
ほかにも、ひじきやきのこ等、食物繊維が豊富な食品で炊き込みご飯にするのもオススメです。
パンの場合では、フランスパンや食パンのような白いパンはGI値が高く、ライ麦パンや全粒粉パンのような茶色のパンは比較的低GI値食品です。
野菜では、サツマイモやじゃがいも、人参といった、デンプン質を多く含むものは高GI値食品です。
調味料では、甘い砂糖やジャムはもちろん、意外にコショウのGI値が高いので気をつけましょう。
高GI値の食品はできるだけ避けることがポイントです。