さまざまにある健康法の中で、ただシンプルに歩く散歩による心身への健康効果が今、注目されています。
高価な健康食品やサプリメントにお金を掛けるのであれば、その費用で足に合ったウォーキングシューズを購入したほうが良いと言われるほど、散歩の効用への期待が高まりを見せています。
【散歩がもたらす健康効果】
心身の健康を害して悩んだとき、その解決策を調べる中で、つらい症状を改善に向かわせるカギとして、脳内物質の「セロトニン」と、セロトニンが変化して出来る「メラトニン」という名称に出会うことでしょう。
不眠から気持ちが落ち込む症状を抱えている方は、慢性的な倦怠感や頭重感を抱えているため、昼間の外出を苦痛に感じる傾向があります。
そこで、まずは手軽なサプリメントで症状の回復を図れるとよいのですが、現在セロトニンの効果がある市販サプリは存在しません。
しかし、もっと簡単な方法でセロトニンの分泌を促すことが可能です。
それが散歩なのです。
うまく眠れず体が重い・・・倦怠感から動きたくなくなる・・・さらに気持ちが沈む・・・眠れない・・・
そんな悪循環を断ち切るカギは、散歩から得るセロトニン効果にあります。
その踏み出す一歩が、つらい症状からの脱出へのきっかけになり得ます。
【散歩による脳の活性化】
外出する際、家の外に出てから忘れ物に気付き、慌てて自宅に駆け戻ることはよくありますよね。
どうして外出前に気付かなかったのか、不思議に思います。
これは、歩くことで脳が活性化し、外出前には思い出しもせず忘れていた物の存在が、脳内に浮かび上がるためではないでしょうか。
実際に、ゆったりした呼吸を保って歩くことで脳内に酸素がたっぷり含まれた血液が送り込まれ、歩き始める前よりも脳は活性化します。
それまで結び付いていなかった脳細胞同士が神経線維の活性化によって繋がり、つまり散歩することによってひらめきや発想力が得られる効果があると言われています。