油と一口に言っても、身体に悪い油と良い油があります。
悪い方の油は飽和脂肪酸、良い方の油は不飽和脂肪酸と呼ばれます。
この不飽和脂肪酸の中でも、特に最近健康に良いことで注目を集めているのがオメガ6とオメガ9という脂肪酸です。
この2種類の脂肪酸にはどういった効能があり、どういった油に含まれているのでしょうか。
【それぞれの特徴・効能】
オメガ6は人体内で合成することができない脂肪酸です。
代謝を促し、生活習慣病やアトピー性皮膚炎、リウマチ等を予防・防止するのに役立ちます。
その他にも脳を活性化したり、悪玉コレステロールを減らす働きもします。
オメガ9は人体内でも合成されている脂肪酸です。
食品からも摂れます。
不飽和脂肪酸の中では特に酸化しにくく加熱処理をする食材との相性が良いです。
肌のはりや潤いを保つのを助けたり、肝臓や腸の働きを促して便通を良くする働きがあります。
また、オメガ6同様悪玉コレステロールを減らす役割も果たします。
【どんな油から摂取できる?】
オメガ6はベニバナ油、ヒマワリ油、コーンオイル、大豆油、ゴマ油等、普段日常の食事で摂取している油に含まれています。
しかも油に限らず、肉や魚、卵等々、ほとんどの食品に含まれていますから、別にこれといって意識しなくても容易に摂取することが可能です。
オメガ9はオリーブオイルやアボカドオイル、マカダミアナッツオイル、菜種油、米油等に含まれています。
オメガ6が含まれている油と比べると、値段がやや高額な油が多いのが特徴です。
一般家庭でよく使われているのはやはり安さと使いやすさからオリーブオイルでしょう。