犬もウソをつく!?とても切ないその理由とは。

「犬は人間と違って裏切ったりしない」というのはよく聞くセリフで、純真で誠実な犬は決して嘘をつかないもの。
それは事実ですが、実は犬も状況により無意識にウソをつくことがあります。
犬がウソをつくとはあまり聞いたことがありませんが、それはどういう意味なのか?
また、そのウソを見抜いて適切に対処するにはどうしたらいいのでしょうか。

 

【我が家の犬の場合】

私は犬と暮らしています。
その愛犬が以前交通事故に遭い、幸い大怪我はしなかったものの少し足をいためて、しばらくの間後ろ足を引きずっていました。
私にとって愛犬は大切な家族であり、その家族がケガしているのを見て心配しないはずがありません。
大好きな散歩に行けないのも不憫で、健常時よりもさらによく声をかけ撫でてあげ、早く良くなるようにと願い優しく接しました。
普段より贅沢なおやつをあげたりもしました。
愛犬の足はその後回復し、普段通りの生活に戻ることができました。
ところが、それからしばらくたった最近になって、愛犬はまた事故のときと同じ後ろ足を引きずるようになりました。
これは事故の後遺症ではないかと心配になり、事故に遭った当時お世話になった動物病院に再度連れて行くことにしたのです。

【驚きの診察結果】

レントゲンや触診など念入りに診察をしてもらい、その後難しい顔をした先生から告げられた診断は驚くべきものでした。

「これは仮病ですね。」

・・・仮病!?なぜ・・・?
事故のケガが回復したあとも愛犬に対しては普段通りに接していたつもりだったのですが、ここ最近私自身の仕事が忙しくなり、毎日遅い帰宅で疲れきっていて、愛犬に構ってあげる余裕がありませんでした。
仕事が忙しくなる前も、思えばケガが回復し心配がなくなってからは、特別なおやつをあげたりすることもありませんでした。
犬は頭のいい動物です。
事故で怪我をしたとき優しくされて幸せだった日々を再現しようと、飼い主の気を引くため無意識に仮病を使ったのです。