エナジードリンクに含まれる、成分の危険性と対処法

コンビニエンスストアや自動販売機で、さまざまな種類のエナジードリンクを目にします。
カフェインを始めとする有効成分の作用から、体が覚醒するような感覚を求めて私もしばしば購入します。
しかし、エナジードリンクの過剰な飲みすぎには危険性が指摘されています。

 

【過剰摂取の危険性】

適量のカフェインには、脳を刺激しすっきりさせる効果がありますが、日常的に大量に摂取する習慣があるなどすると、『急性カフェイン中毒』になる恐れがあるといわれます。
アメリカでは、エナジードリンクによるカフェインの過剰摂取が原因で、過去に約5000人もの人が病院搬送されているというデータもあるそうで、アメリカに住む私の友人も、エナジードリンクを飲んだ直後、酷い眩暈や頭痛が生じたことがあるそうです。
これはカフェインの過剰摂取が原因で起こる症状のひとつだと考えられます。

【具体的な症状と死亡事例】

急性カフェイン中毒にかかると、血圧の上昇や、不整脈、最悪の場合心筋梗塞になることもあるといわれます。
福岡大学医学部では、九州のガソリンスタンドで働く20代の男性が、エナジードリンクの過剰摂取が原因でカフェイン中毒になり、死亡した事例を報告しています。
その男性は、深夜から早朝にかけて勤務し、満足な睡眠を取らず、エナジードリンクを日常的に飲んでいたそうです。
この男性のように健康面に心配がある方や、心臓などに持病を持っている方、子どもや年配の方にとってのカフェインの過剰摂取は危険なものになりえるのです。