パソコンでテレビ番組を視聴録画する方法と注意点

テレビ番組を録画したいときは、ハードディスクレコーダーなどの専用機器をテレビに接続する方法が一般的です。
一方で、機器の設置スペースを広くとらなければならないことなどを理由に、テレビを置かずにパソコンで番組視聴や録画をする人も増えてきました。

 

パソコンでテレビ番組を視聴録画する方法はいろいろありますが、もっとも簡単なものは一般に発売しているテレビチューナー内蔵のパソコンを購入することです。
テレビとパソコンの両方を製品として取り扱っている電機メーカーには、パソコンにテレビチューナーを内蔵し、ハードディスクを用いて録画をする機能を搭載しているところがあり、この製品であればパソコンですぐに番組の視聴や録画ができます。
チューナー内蔵ではないパソコンにテレビ番組視聴と録画機能を後付けしたい場合は、専用のチューナーを別に購入する必要があります。
後付けチューナーには、内蔵タイプと外付けタイプの2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
内蔵タイプはマザーボードの拡張スロットに差し込んで使用します。
パソコンの内部の仕組みを理解していなければ取り付け作業ができない問題点があるものの、一度接続してしまえば高画質の映像を簡単に録画することができ、動作中に発生する熱も少なく、安定して動作します。
製品によっては1台で2番組以上を同時に録画することができるものもあり、テレビを録り貯めておくようにしている人にはおすすめです。
これに対して、外付けタイプはUSBコネクタに差し込んで使用します。
ほとんどの製品は内蔵タイプより小型であり、性能も内蔵タイプより劣っていますが、取り外しや持ち運びが楽なことがメリットです。
ノートパソコンでテレビ番組を視聴録画したい場合に取り付けるチューナーは、自ずとこちらのタイプとなります。
パソコン用チューナーを用いてテレビ番組を視聴録画する際に最も注意しなければならないのは、パソコンのスペックです。
チューナーを接続しようとしているパソコンのスペックが、製品の推奨スペックより低いと、チューナー本体が安定して動作しません。
場合によっては、番組の視聴や録画をするソフトを起動させることによって、他のアプリケーションやOS自体の動作がだんだんにぶくなり、最悪の場合にはまったく動かなり再起動せざるを得なくなってしまう可能性があります。
後になってスペック不足がわかり、ハードウェアの買い替えが必要とならないように、チューナーを購入する際には、所有しているパソコンのスペックを把握してから選ぶようにしましょう。