体型の痩せすぎ太り過ぎ。寿命を縮める危険性?

ほっそりした体は美しく、太っていると美しくない。
このような世の中の一般認識は昔からあまり変化がありませんね。
太った体が美しくないかどうかというのは、人によって認識が異なり、または好みの問題でもあるので判断の難しいところですが、ここでは体形による健康面について考えます。

 

【ダイエット方法には気を付けて】

ほっそりしたプロポーションは女性の永遠の憧れですが、極端な痩せ方は健康を害します。
ダイエットを考えるとき、食べなければ痩せていくというのは本当の事です。
しかし、食べ物を摂取しない極端な行動を継続すると体が栄養不足に陥り、脳が生命維持に危険がある飢餓状態であると認識します。
その結果、少しのエネルギーで動けるように体を省エネ仕様にする指令が脳から出され、エネルギー消費の悪い体に切り替わります。
ダイエットをしているつもりが、減量を阻害する体に自ら作り変えているということです。
また、太ることを恐れるあまりに食事を受け付けられなくなり、拒食症に陥る危険性も秘めています。
必要なものすら食べない極端なダイエットは非常に危険なのです。
いくら体重が軽くなったとしても、不健康にげっそりしたり、寿命を縮めてしまっては幸せではないでしょう。

【太りすぎが引き起こす健康被害】

太りすぎとは肥満という症状であり、この状態にあるほとんどの人が何かしらよくない問題を抱えています。
コレステロール値や中性脂肪値が高くなったり、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞等の生活習慣病リスクが飛躍的に高まります。
また、首周りに脂肪がつくことで、眠っているときに気道がふさがり無呼吸症候群という危険な症状を起こしている場合もあります。
さらに、太り過ぎていると、物理的な問題からも健康被害が起こりやすくなります。
重い体重を支えるために足腰に負担がかかり、ヘルニアなどの関節症を発症することがあるのです。
このように、肥満の場合減量しなければこれらの症状が寿命を縮めかねませんので、乱れた生活環境を整える事が必要です。