味覇(ウェイパー)を中華料理以外にも応用しよう

中華料理店の味を自宅で再現しようと思うと非常に難しいものです。
中華料理ならではの調味料はたくさんありますが、使いこなすことは家庭では難しく、プロの味は簡単に出せるものではないと諦める人は少なくありません。
そんな悩みを解決してくれる、おすすめの調味料が味覇(ウェイパー)です。


赤い缶に黒文字が特徴的な味覇ですが、これは鶏骨や豚骨のスープをベースにして野菜エキスやスパイスなどを加えた調味料です。
粒化だしとは違って動植物油脂が含まれており、ペースト状になっています。
これが料理に深いコクを生み出し、家庭で作る中華料理の味をワンランクアップしてくれます。
そんな便利な味覇ですが、入れすぎると味がきつい料理になってしまうので、味見をしながら少量ずつ加えていくことが大切です。
そして、味覇といえば中華料理のチャーハンや炒め物などに使うものだと限定しがちですが、実はそれ以外にも応用することが可能です。

・カレーやシチュー
煮込み料理であるカレーやシチューはコクがないとおいしくありません。
そのコクを生み出すために味覇を少量加えると、より深いコクがプラスされます。

・唐揚げ
子どもから大人まで大人気の料理ですが、これにも味覇が活躍します。
から揚げを作る手順は、まず鶏肉を調味液に漬けこみ、その後片栗粉などをまぶして揚げますが、肉を漬け込む調味液に味覇を少量加えることで、味付けのしっかりした唐揚げに仕上がります。

・煮物
和食である煮物に、ごく少量加えてみる応用レシピです。
煮物にはうまみのきいた煮汁が必要です。
隠し味程度に味覇をごく少量加える事により、野菜類にもしっかり味がつきおいしい煮物になります。
しかし、味覇を入れすぎると味の強すぎる煮物になってしまうので、使用量には注意します。

・ラーメン
自宅で作るインスタントラーメンに味覇を少し加えると、ラーメンのスープにコクが増し、いつもの味がワンランクアップします。

このように、味覇は、中華だけではなく和食や洋食などにも応用することができます。
しかし、あくまでも隠し味程度のごく少量使用に気を付けないと、どんな種類の料理であろうとなんでも味覇の味になってしまいますので、そこは十分にご注意ください。