売り言葉に買い言葉。夫婦喧嘩が深刻な問題に発展する前に

【売り言葉に買い言葉】

喧嘩の種と言えば、最初は些細な原因であることが多いかもしれません。
もともとは少し文句を聞いてほしかった程度だったのに、過去の失敗などを引き合いに出されて言い返され、本筋と関係のない方向まで話が発展して激しい喧嘩になったりしますよね。
そして言い合ううちにお互いの感情が高ぶり、言ってはいけない言葉をぶつけ合い引っ込みがつかなくなるのです。

頭に血が上ると、自分を優位に置くために相手を打ち負かさずにはいられなくなり、「これを言ってしまったら関係が破綻する」と気を付けていた言葉を躊躇なく吐き出してしまい、お互いに引き返せなくなります。
たとえば専業の妻に、
「誰のおかげで生活できていると思ってるんだ!」
「お前は毎日が休日だろうが、俺は外で戦っているんだ!」
たとえば夫に、
「安い給料のくせにえらそうに!」
「こんな常識が理解できないなんて、育ちに問題があるんじゃないの?」
など、地雷とは、それを言われると我慢できない程腹が立つ、言われた方にとって最悪に傷つけられる言葉です。
頭が冷えて我に返ったあと、地雷を口にしてしまったことを激しく後悔する場合が多いですが、ひどい言葉をぶつけたあとに簡単に仲直りができるものではなく、夫婦仲に深刻な影響を与えることもあります。