猫と散歩を楽しみたい。でも猫に散歩って必要なの?

猫は一日の大半を眠って過ごしていますが、外に連れ出し一緒に散歩したいと考える飼い主さんは多いことでしょう。
性格的に従順な犬と違い、行動が気まぐれな猫との散歩には実は様々な危険があります。
猫を危険に晒さないために、家から外に連れ出す前にきちんと対策しましょう。

 

【猫に散歩は必要なのか】

人間と同様に猫にも性格と個性があります。
臆病で家の中でのんびり過ごしたいインドア派、反対に好奇心旺盛で積極的に外に出たがるアウトドア派など。
アウトドア派の猫には、外で木や草や風を感じて自然とふれ合うことで気分転換やストレス発散できるメリットがあります。
しかし臆病なインドア派の猫にとっては、家の外は危険な怖い場所であり、外に連れ出すことがストレスになり得ます。

【飼い猫にとって家の外は危険だらけ】

外の世界には、ノミやダニなどの不快害虫の感染、危険なものの拾い食いなど、飼い猫にとって未知の危険がたくさんあります。
家の外に連れ出す前には、様々な病気の原因になるダニやノミ、フィラリアの予防が欠かせません。
猫の基本3種ワクチン(ヘルペスウィルス、カリシウィルス、パルボウィルス)などは必須です。
外猫と接触することで感染の可能性がある、白血病ウィルスのワクチン接種も必要でしょう。

また、抱いて連れ出した場合、何か突然のことに驚いて逃げ出し、交通事故に遭う可能性もあります。
抱くだけではなくリードやハーネスを使用しての外出が望ましいですが、リードとハーネスの違いは何でしょうか。
リードの場合、体の柔らかい猫はすり抜ける可能性が高く、もしも猫がリードからすり抜けて逃げ出した場合、捕まえることは困難です。
この点ハーネスは、猫の腕を通して装着するため、外れにくく体への負担が少ない形状をしており、よりおすすめです。
ハーネスは猫の体のサイズに合ったものを選び、外に連れ出す前に家の中で装着して慣らしておきましょう。