朝食に便利なシリアル。本当に朝食に向いているの?

朝は忙しい・食欲がないなどの理由から、手軽にさっと食べられるものを選ぶことが多いものです。
手軽に食べられる朝食の代表格といえばシリアルがあげられますが、実はシリアルは種類によっては食事として摂る際に注意すべき点があります。

 

【糖類について】

シリアルのパッケージを見ると、ビタミンや食物繊維、ミネラルなど栄養素が豊富に記載されています。
数々の栄養が一日の元気のためには最適なように感じますが、種類によっては糖類がたっぷり含まれており、その糖類の量をたとえば白飯に換算すると、お茶碗約2杯分に相当する量が含まれていたりします。
糖類は過剰に摂取することで肥満や高血圧につながる危険性があり、糖類量の多い甘いシリアルのみを食べ続けていると、糖分摂取過多になる可能性があります。
朝食にシリアルを取り入れる場合は、オートミールや自然な甘さのミューズリーなど、糖類を控えているものを選ぶことをおすすめします。

【グルテンについて】

グルテンは、タンパク質の一種で、小麦や大麦、ライ麦といった穀物の胚乳から生成されています。
シリアルの多くは主に麦やとうもろこしが原料でそこにはグルテンが含まれており、グルテンにアレルギーがある場合は反応して吐き気を起こしたり、湿疹ができたりすることがあります。
アレルギー反応がない場合も、下痢や便秘を繰り返す、頭痛、膨満感、関節が痛いなどの症状が出ることもあります。
また、グルテン自体の代謝率が悪いため、体重が増えてしまう可能性もあります。
シリアルが栄養満点だからといって過剰に食べすぎず、適量を摂るようにしましょう。