残り湯を使って洗濯する場合の利点と注意点とは

家庭で水を使用する場面で、お風呂はもっとも多くの水量を必要とします。
バスタブにお湯をためてお風呂に入った後、その残り湯がもったいないと感じる人もいるでしょう。
そのため、その残り湯を洗濯機に移して使っているという人も多いことと思います。
お風呂の残り湯を洗濯に利用することで、水道代の節約につながります。

 

節約のほかにも、自然環境の面で水資源を守るエコにもつながります。
そして洗濯に残り湯を使う利点として、もう一つは汚れが落ちやすいということがあります。
お風呂の残り湯はたいてい温かい状態なので、洗剤が溶けやすく汚れが落ちやすい状態になります。
また洗剤に酵素が含まれている場合、温かい温度は酵素が働きやすい状態になるといわれているので、洗濯に適しているということがわかります。
襟や袖口に付着している皮脂汚れは、酸素系漂白剤と40度程度の残り湯を使用してつけ置きすることで汚れを落とすことができます。
ただし、利点があるとしても、残り湯には人の汚れなどが入っていそうでいやだなと感じる人もいるでしょう。
確かに、お風呂の残り湯はまっさらな水ではなく、人が入浴したなりの汚れや雑菌が含まれています。
洗濯は汚れたものを洗う作業なので、残り湯で洗ったとしてもさして問題ないようにも思いますが、どうしても気になるという場合には、除菌成分入り洗剤を使用することをおすすめします。
除菌成分入り洗剤を使用して洗濯を行い、仕上げに残り湯ではないきれいな水ですすぎ洗いを行いましょう。
近年では、洗濯機自体に最初から残り湯を使用する機能が備わっているものも多く見られます。
経済面にも環境面にも大きな利点があるので、検討してみると良いでしょう。