熱中症予防に牛乳がおすすめ。そのわけは?

毎年、夏の暑さは体温に迫るほどの高熱のため、熱中症になってしまう人が多くいらっしゃいます。
そのため、熱中症対策のためのドリンク類もたくさん販売されていますが、身近にある意外な飲み物が熱中症対策に役立つことをご存知でしょうか。
その飲み物とは、ズバリ「牛乳」です。

 

【なぜ牛乳が良いのか?】

一般的に、熱中症対策に効果的なドリンクといえば塩分が含まれています。
では、塩分が含まれていない牛乳が、なぜ熱中症対策として効果的なのか?
それは、牛乳に含まれる成分に血液を増やす効果があるためなのです。

牛乳のタンパク質に含まれる成分「アルブミン」は、血管の外側内側両方の水分を管理しており、バランスをとっています。
アルブミンが増加すれば血液が増えて汗をかきやすくなり、体にたまった熱によって倒れてしまうという熱中症の症状の1つを防ぐことに役立ちます。
そのため、熱中症対策に役立つのです。

【効果的な飲むタイミングは?】

熱中症対策として牛乳を飲む場合、どのタイミングで飲めば一番効果的なのでしょうか。
そのベストなタイミングは、運動後30分ほどしてからが良いとされています。
およそ300mlほどをゆっくりと飲むようにするとよいでしょう。

牛乳を飲むのが苦手という方の場合は、例えばヨーグルトやチーズなどを摂取することでも同様の効果を得ることができます。
しかし最も効率的に吸収することができるのはやはり牛乳ですので、苦手ではない方やアレルギーがない方は牛乳そのものを飲んだ方が効果的でしょう。