うさぎは意外に自己主張が強い。上手に付き合うための接し方

【大切なしつけ】

うさぎが噛みつく行為は、捕食動物から身を守ろうとする防御本能のひとつなので、噛まれたときに叩いたり大きな声で叱ると、なぜ叱られたのかが理解できず意固地になります。
噛まれたときには、噛みつくことはいけないということ、それによりいつもと違って飼い主が怒っていることを、静かに威厳を持ってわからせましょう。
しつけを失敗すると、うさぎはさらに凶暴化しますので、どのように接するかはとても大切です。
犬や猫と同様、うさぎも関わる人間を格付けしています。
飼い主を自分より格下だと判断すると、バカにした態度を取るようになり、当然懐くこともありません。
また、ケージから出し運動をさせるとき、ケージ外で遊ばせておく時間が長いと、うさぎは部屋全体が自分の縄張りであると認識します。
部屋全体を縄張りと認識してしまうと、ケージの中から自分の縄張りに自由に出られないことを不満に感じ、その主張としてケージの中で暴れ回ります。
この現象を避けるためには、ケージから出すときは必ず抱き上げて出し、戻すときも抱き上げて戻すようにします。
これにより、ケージから出るときは人間の許可が必要だということ、ケージの外はうさぎの縄張りではないことを学習させます。

【まとめ】

犬や猫に比べ、一見感情が分かりにくいうさぎですが、実はとても個性が豊かで自己主張があります。
撫でて欲しい、かまって欲しい、ケージから出たい、と怒りや不満をきちんと主張しています。
どのような種類のペットについても同じことが言えますが、スキンシップを怠らず、うさぎの気持ちをよく考えて愛情を持って接してあげましょう。