スポーツドリンク、飲みすぎると怖い病気の引き金に?

運動時などの水分補給というと、スポーツドリンクを思い浮かべる人は多いでしょう。
スポーツドリンクは体液に近い成分構成になっていて、真水を飲むより体になじみやすいものとされています。
しかし、大量摂取により思わぬ弊害が出てくる場合があります。

 

思わぬ弊害、それは急性糖尿病です。
なぜそのような症状が出てくるのか、どうしたらその症状を防ぐことができるのか、解説していきます。

【スポーツドリンクにはどんな原料が含まれている?】

スポーツドリンクには、糖分、塩分、ミネラル分がバランスよく含まれています。
のどが渇いたときには、ぴったりの水分補給飲料ですが、問題が一つあります。
それは、糖分の含有量です。
種類によって多少の違いがありますが、飲料全体の5~10%は糖分です。
したがって、500ml、1l、2lと飲んでいけば、相当な糖分を摂取することになります。
糖分を摂取し続けると、血中の糖の量が多くなります。
そうなると、のどが渇き、さらにスポーツドリンクを飲むようになり、血糖値が上昇し続ける「ペットボトル症候群」という状態になります。
ここまで来ると、急性糖尿病になっている可能性が高く、病院での治療が必要にまでなってしまうのです。

【私も急性糖尿病になった】

かなり前のことですが、私自身ずいぶんスポーツドリンクを摂取していました。
1日に4lくらいでしょうか。
水分補給にこれほどいいものはないと思っていたのです。
当時、自分の血糖値などにとくに興味がなく気付きませんでしたが、ある時病院で検査をしたところ異常な数値が出ました。
即入院となり、薬物治療、インスリン治療、食事療法をすることになりました。
入院中は不自由な生活を強いられ大変に苦労し、できればあのような体験は二度としたくないもので思い出したくありません。
以上のような実体験を踏まえ、スポーツドリンクの飲みすぎにはくれぐれも注意するようおすすめします。
幸い、その後の私は、同じ間違いを犯さないよう十分に注意していることから、再入院という事態にはならずに済んでいます。
日頃のちょっとした注意が、急性糖尿病になる可能性を抑えてくれます。