人間の永久歯は一度失ってしまうと二度と生えてはきません。
できるならば一生涯を自分の歯で生きていきたいものですが、身近には口内トラブルがたくさんあります。
歯を失う要因としてもっとも身近なものは虫歯であり、この予防は毎日の生活で意識しなくてはいけない課題です。
ここでは、虫歯を予防するために気を付けること、またどのようなことを毎日の習慣として続けていくべきかを考えます。
【甘いものの摂り方】
虫歯の予防には、口内で悪影響となる菌が活発にならないようにすることがなにより重要です。
菌の栄養源になりやすい糖分が、長時間口の中にある状態は避ける必要があります。
甘い物を食べた後に長時間歯を磨かないことや、甘いものの中でもアメのように長時間口の中にとどまるものを入れておくことは、虫歯リスクを高める原因になります。
糖分の多い物はだらだらと摂取し続けないようにし、食べた後は早目に歯を磨く習慣をつけましょう。
【よりよい歯の清掃】
口内の衛生を保つための歯磨きは誰にとっても常識ではないかと思いますが、さらにフロスを習慣にしている人はあまり多くありません。
フロスは歯の隙間に通して、つまりがちな部分の汚れを取り除ける道具です。
ブラシが届かない部分をすみずみまで清掃でき、歯磨きによる虫歯予防効果をさらに高めることができます。
フロスを毎日の習慣にすることで口内の衛生を保つことができます。
フロスの他に歯間ブラシなどいろいろな道具がありますので、使いやすさや隙間の幅に合わせて使い分けるとよいでしょう。