乾布摩擦の効果はどんなことがある?

昔から健康法の一つとして乾布摩擦を生活習慣に取り入れている方は大勢いますが、乾布摩擦はどれくらいのどのような効果が期待できるのでしょうか。

 

年配の方が乾布摩擦を生活習慣にしており、裸の肌に布で擦るなど毎朝している風景を見る機会がありますが、本当に健康に良いのかと疑ってしまう事が多いはずです。
具体的な期待できる効果ですが皮膚を鍛えるという意味がありまして、皮膚が強くなる事によって体温を調節する機能が強くなり寒さに強くなるというメリットがあります。
体温が調節できるという事は血行が良くなっているという事に繋がっていますので風邪予防、低血圧改善などもあり、体臭を軽減したり、リラックス効果も考えられます。

生活習慣に乾布摩擦を取り入れる事で物理的に皮膚を毎日のように刺激しますから身体が慣れてきて良い状態に仕上げてくれます。
皮膚の表面には末梢神経がありますから、それらを毎日のように刺激する事になりますから自律神経も適度に刺激されて免疫機能を高めたり、ストレスを軽減したりと大きくはないですが、毎日続ける生活習慣だからこそ良い影響を与えてくれます。

逆にデメリットになっている部分ですが、やはり肌や皮膚を刺激していますので傷つけてしまう恐れがあります。
高齢になればなるほど皮膚表面の神経も衰えてしまいますから刺激が上手く伝わらなかったり、力を入れ過ぎてしまったりして摩擦が強くなってしまう危険性があります。

元々持病として心臓病や高血圧の方だと身体の変化が起こりますから危険性も伴います。
また生活習慣だからという理由で体調が悪いのに裸になって乾布摩擦を無理にしてしまい負担をかけてしまうという事もあるでしょう。

基本的に医学的に乾布摩擦の期待できる効果ですが、皮膚を鍛える、神経に適度な刺激を与える事によって免疫力を高めたり、血行を促進したりして身体的なものだけではなく自律神経も鍛えますから心にも良い影響を与えてくれる効果があります。
しかし、精神的にも生活習慣として規則正しく毎日行なうというのは心掛けや気持ち的にも良い働きになります。

また乾布摩擦は行なうタイミングによっては肌に必要以上に刺激を与えてしまいますから行なう時間や肌の状態を考えないといけません。
それに使うタオルや布、乾布摩擦をする身体の部位も重要になりますから、そういった部分に気を遣いながら規則正しい乾布摩擦を生活習慣として行なうと健康に良いでしょう。