子どもの健康を守るために、毎日の砂糖について考える。

小さいお子さんを持つお母さんたちは、様々なことに気をつけて子育てをされています。
なかでも食事について大切に考え、調味料に気を配っていらっしゃる方は多いことと思います。
しかし、騒ぐ子供に大人しくしてほしいときなど、ついついお菓子を与えてしまうお母さんもまた多いのではないでしょうか。
そうして結果的にお菓子を過剰に与えてしまうと、躾問題以外にも子どもの健康へ悪影響を与えてしまいます。

 

【精製糖の危険性】

砂糖には様々な種類があります。
砂糖と聞いて思い浮かぶのは、真っ白の上白糖やグラニュー糖などの精製糖ですよね。
精製糖とは、簡単に言うと不純物を全て取り除かれた砂糖です。
精製することで、不純物だけでなく素材の持つ栄養までが取り除かれています。
そのため、精製糖を食べて消化するには、食事などから摂ったビタミン・ミネラルを必要以上に使う必要があります。
また、精製糖は栄養も不純物もないので吸収されやすい性質です。
血糖値が急激に上がってしまい、カルシウムが使われてしまい不足してします。
この血糖値はインシュリンやアドレナリンによってコントロールされてます。
これらの分泌も大量にされるようになり、脳が攻撃的になってしまいます。
近年問題になっている切れやすい子どもは、精製糖が原因ともいわれています。

【精製糖でなければいいの?】

子供が精製糖を過剰に摂取することで、落ち着きがなくなる、肥満、虫歯、アレルギーやアトピーの原因、免疫力の低下、集中力の低下など様々な悪影響を及ぼすことが分かっています。
では、精製糖の代わりに黒糖やはちみつなどの含蜜糖がいいのかというと、そこにも注意が必要です。
はちみつや黒糖などの茶色い糖は、精製されていないため栄養が残っており、食物繊維なども豊富なので成人が摂るぶんには問題ありません。
しかし、はちみつや黒糖を2歳未満の子供に食べさせると、乳児ボツリヌス症という症状を起こす可能性があり、最悪の場合には命の危険にさらされることもあります。