投資はギャンブルではない?投資の基本を知ろう

投資と聞くと、ギャンブルと同じものととらえて敬遠する方は多いと思いますが、基本的な部分を知ることで投資とギャンブルは違うということを理解できます。

 

投資はお金を増やすためだけでなく、減らさないために有用な手段でもあるため、先行きの見えない今の時代だからこそ、運用を考えてみることをおすすめします。

投資にはたしかにリスクがありますが、投資をしないということもまたリスクになります。
お金の価値というのは不変のものではなく、つねに変動しています。
1万円は、今も十年前でも十年後でも1万円には違いありませんが、1万円で買うことができるものは同じではありません。
物が値上がりし、今までは1万円で買えていたものが買えなくなれば、相対的にお金の価値が下がったといえ(インフレ(物価高))、逆に物価が安くなれば1万円で買えるものが増え、お金の価値が高くなったということになります(デフレ(物価安))。
お金を現金のまま手元に持っておいたとする場合、世の中がデフレに進行していればただ手元に現金を持っているだけでお金の価値は上がりますが、逆にインフレに傾いた場合、手元に現金を持っているだけで使っていないにも関わらず、価値が目減りしていくことになります。
投資にはリスクがありますが、このようになにもしないことが必ずしも安全であるというわけではないことを理解しすることが大切です。

以上は投資の考え方として基本的なことですが、投資に対し苦手意識の強い方はこのようなことを知る機会がなく、大事な資産をリスクにさらしているということも少なくありません。
お金を増やすための積極的な運用は高いリスクを伴い(ハイリスク・ハイリターン)、正しい知識がないままにやみくもな投資をすれば、大きな損失を出す可能性が高いということは忘れてはいけない事実です。
しかし、お金を守るための維持型の運用であれば、リスクは最小限に抑えることができ(ローリスク・ローリターン)、運用しないでいた場合に貨幣価値が減少したとき、それに対するリスク回避になり得ます。
投資を考えるときには、投資運用しないことで起こるお金の価値の変動リスク、また一方では、運用した場合に起こり得るリスクを自分がどの程度許容できるかを慎重に見極めます。
自分に合った運用を調べ考えることは、将来の資産を守ることにもなるのです。