アイロン掛けの際に大切な、素材ごとの適温を知ろう

衣料品を長持ちさせるためには、アイロンの掛け方も大切な要素です。
アイロン掛けの際には、衣料品の洗濯タグに記載されている他にも、基本的な素材ごとの適切な温度を知っておくとよいでしょう。

 

・綿について
綿は乾きづらい性質のため、しっかりとアイロンを掛けないと皺になりやすい素材です。
温度は中温から高温を使用します。

・麻やレーヨンについて
洗濯時に関わらず皺になりやすい素材で、アイロンを掛ける際には細心の注意が必要になります。
温度は綿と同様に中温から高温が適切な温度です。
レーヨンは合成繊維で熱で溶けてしまうため、必ず当て布をします。

・ウールについて
水濡れすると型くずれを起こしやすい素材です。
ウールは綿や麻と違い、低温から中温でゆっくりと皺を伸ばしながら掛けることが大切になります。

・シルクについて
自宅での洗濯が難しくデリケートな素材ですが、自宅でアイロンをかける場合は低温で必ず当て布をする必要があります。
当て布をしないと、焦がしてしまったり、生地を痛めてしまいます。

・アセテートについて
熱と摩擦に極端に弱い素材で、アイロン掛けする場合には当て布を使用して温度は低温を使用します。

・ポリエステルやアクリル等の合成繊維について
皺になりにくく型崩れもしづらい素材ですが、合成繊維で熱で溶けてしまうため熱には弱いという性質があり、アイロン掛けをする際には低温から中温にして、当て布を利用すると生地を痛めることはありません。

・ナイロンについて
すぐに乾く素材で皺になることがほとんどありませんが、合成繊維で熱で溶けてしまうため熱には弱いという性質があり、もしアイロンを掛ける際には当て布を使用して低温でゆっくりと皺を伸ばします。