夜型生活を元気に働くためのコツ

規則正しい生活習慣というと、朝は早起きをして、夜は早く寝るということをイメージする人が多いでしょう。
早起きは3文の得ということわざもありますし、朝は日の出とともに起き夜は夜更かしせずに寝る、というのが理想的な生活習慣であるという意見を持っている人は多いことと思います。

 

しかし、この考え方からすると、夜間の仕事をしている人は正しい生活習慣ができないということになってしまいます。
ところが夜間の仕事を元気に勤めている人はたくさんいますよね。
夜間の仕事をしていても健康に働いている人は、生活習慣のコツを身につけているのではないでしょうか。

実は、朝起き昼に活動をして夜に寝るという習慣が、必ずしも規則正しい生活習慣ということではありません。
例えば、朝の8時に寝て、夕方の4時に起きるという生活習慣でも、それを規則正しく続けているならば、それがその方にとっての正しい生活習慣になっていると言うことでしょう。
その生活が規則正しいリズムになると、むしろ朝に寝て夜に起きるようにしないと生活リズムが崩れるようになってしまう傾向があります。
毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きるということを身体が覚ることで、生活リズムが一定に保たれて元気に日々を過ごせるようになる可能性が上がります。

夜間の仕事をしている人には、大きく分けると2通りあります。
1つは、ずっと夜間の仕事をしている方です。
こちらは、リズムを一定に保つようにしていることで日々を健康に送れる可能性が上がります。
もう1つは、時間交代勤務で働く方です。
夜間の仕事を続けた後で昼間の仕事を続ける、というローテーションを繰り返すのが時間交代勤務です。
交代勤務の場合ですと、一定の期間は夜型の生活をして、また昼型の生活に戻すということを繰り返さなければならないので、体調管理に工夫が必要になります。
交代勤務で働いている人は、眠れるときにしっかりと眠り、きちんと栄養を取りながら健康管理に十分に気を付けましょう。