笑うことで体が活性化するしくみとは。

笑うことは脳を活性化し、健康に役立つといわれています。
生活の中で笑顔を意識することで、たくさんのポジティブな変化を実感することができます。

 

【大人は笑わない?】

笑うという行為は、人間のみに見られる高度な感情と言われています。
しかし、大人と子供では一日のうちに笑う回数に大きな差があります。
5歳時頃の子供は、1日に数百回楽しく笑うと言われています。
一方大人は、1日に笑う回数は多くて一桁の数回ほどに激減します。
考えてみると、仕事などにかかりきりでいるとき、一日笑うことなどなかったということがありますね。
笑うことで健康に近づくとすれば、無表情やしかめ面の多い大人は、生き生きした体から遠ざかっているかもしれません。

【自分はどんなときに笑うのか】

生活の中で自然に笑っている場面は人それぞれで、面白いテレビ番組を見ているとき、気の置けない仲間とのおしゃべりのとき、いろいろですね。
年齢を重ねるごとに声を出して笑うことは少なくなっていきますが、自分が気持ちよく笑うことができるきっかけを知り、そのきっかけを意識的に持つように心がけ生活に笑いを増やすことも大切です。
大きな声を出して笑うと深呼吸と似たような状況になり、新鮮な酸素をたくさん吸い込むことができます。
思い切り笑うことで、たくさんの酸素が取り入れられ、それにより脳が活性化します。
脳は酸素を大量に消費する器官ですので、その酸素を送り込むことは脳の活動にとってとても重要な意味があります。