話題沸騰のスーパーフード。その種類とはどんなもの?

スーパーフードという言葉は、健康食品に敏感なアメリカにおいて使われ始め、昨今日本でも大変注目を浴びています。
スーパーフードを名乗る際の明確な定義はありませんが、栄養バランスに優れ且つ栄養価が高い、または希少な栄養素が突出して多く含まれる食品を指していうことが多いようです。

 

【代表格であるスピルリナ】

スーパーフードの代表格と言われているのがスピルリナです。
スピルリナは藻の一種であり、30億年前から地球上に暮らす生き物です。
その中でも、酸素の薄い高地・塩分濃度の高い水辺・アルカリ性の高い水辺といった、過酷な環境で暮らすことが出来るスピルリナは、栄養価の高いスーパーフードとして重宝されています。
スピルリナは、人工的に培養しやすく、加工もしやすいというメリットがあります。
商品として大量生産しやすいという事は、安価に市場へ出回ることが可能であり、それが世間に広まりやすい一因となっています。

【日本で話題のミドリムシ】

日本でも、数年前から話題のスーパーフードがあります。
誰もが教科書で習った微生物、ミドリムシです。
ムシといっても虫ではなく私たちにとって比較的身近な淡水域の藻類ですが、極めて栄養価が高い微生物として数年前から話題になりました。
日本で話題になったその理由は、難しいとされていた大量培養に初めて成功したのが、日本の企業だったためです。
ミドリムシには59種類もの栄養素が含まれており、中にはミドリムシにしか含まれないパラミロンという成分も含んでいます。
前項のスピルリナの方が世界的には有名ですが、今後ミドリムシが世界を舞台に話題にのぼる日も近いと言われています。