果物をおかずの材料として使う意外な料理レシピ

果物はデザートにしたり、朝食時にそのまま食べるものというイメージで、食事のおかずとしては不向きだと思われていて、料理に使おうと思う人はあまりいません。
しかし、果物を使ったおかずは意外とたくさんあり、特に外国では頻繁に使われています。

 

南アメリカや東南アジアなどトロピカルフルーツの産地として知られている国では、野菜よりも果物のほうが多く料理に使われるくらいなので、ちょっと珍しい料理を作ってみたいなら、エスニックなおかず作りにチャレンジしてみると楽しいでしょう。

おかずの材料としてよく登場する果物には、調理用の青いバナナや青パパイヤ、マンゴー、りんご、アンズ、プラムなどがあります。
日本でも沖縄料理に使われているので食べたことがある人も多いのではないでしょうか。
調理用バナナは、カレーに加えると味がまろやかになり、ココナッツミルクとの相性も抜群です。
パパイヤやマンゴーにはこってりした甘みがあるので、鶏肉やシーフードと合わせるのがおすすめで、ソースにしたりカレー粉やスパイスで味付けをすると即席でエスニック料理ができます。

ヨーロッパでよくおかずに使われる果物はりんごやプラムで、豚肉と一緒に煮込んだりお肉料理のソースを作るのに使われます。
りんごやプラムをピューレ状にしたものを、じゃがいものパンケーキに添えて食べるのもおしゃれで、洋ナシ、桃などもメインディッシュの付け合わせとしてよく登場します。
ドライフルーツやブドウはチーズと一緒に食べると味のバランスがよくて、ワインのおつまみにもぴったりです。

インドや中東でも果物がおかずとして使われていて、玉ねぎやニンニクと一緒に煮込んでソースにしたり、じゃがいもやカレー、パスタ、パンに添えて食べたりします。
辛みのある料理でも果物の優しい甘みが加わることで味がマイルドになり、変化を楽しめます。ナツメヤシやドライイチジクなどちょっと珍しい食材もよく使われて、煮込み料理の隠し味にしたり詰め物をしておつまみとして提供したりします。
お米とフルーツも意外と合う組み合わせなので、チャーハンのように炒めたりリゾットのように煮込んだりするバリエーションがあります。

日本人にはびっくりするような組み合わせでも、食べてみると思わぬ発見があるので、デザートだけではなく果物をおかずの食材として使うレシピを試してみましょう。