大切な睡眠。睡眠不足が習慣化すると脳が老化する?

長い間睡眠障害が続くと、脳の老化が加速し、結果的に、脳卒中や糖尿病、認知障害などの発病の原因になる可能性があります。
睡眠時間が少ない高齢者ほど、脳が早く老化するというデータがあり、日頃、眠る時間が少ない人は十分な注意が必要です。

 

【現代人の多くは不眠で悩んでいる】

近年、ストレス社会と呼ばれて久しく、24時間型の生活習慣による生活リズムの乱れが指摘されています。
そうした中、不眠に悩まされ生活に大きく影響している人が増えています。
睡眠に関する問題を抱えている日本人は5人に1人の確率でいるといわれており、多くの人が悩みを抱えていることが明らかになっています。
家庭や学校、職場など、あらゆる環境の中で、多忙で睡眠時間が取れなかったり、精神的ストレスなどから十分に休養がとれていない人が沢山いるのです。

【睡眠不足からくる脳の老化を防ぐには】

睡眠不足が慢性化すると、脳の老化を招き認知機能に影響する可能性があることがわかっています。
実際に試験した結果では、睡眠時間が多すぎたり短すぎる人は、脳機能の低下が見られました。
質の悪い睡眠がもたらす脳への影響は大きいのです。
睡眠不足からくる脳の老化を防ぐための、理想的な睡眠時間は7時間と言われています。
これは実際に被験者に行ったテストの成績に基づくもので、7時間の睡眠をとった人が最も理想的な数値をマークしていたのです。