うさぎは意外に自己主張が強い。上手に付き合うための接し方

うさぎといえば、フワフワのやわらかい手触りで、まるでぬいぐるみのように可愛らしいですよね。
でも、その見かけとは裏腹に、実はうさぎはとても自己主張の強い動物です。
仕草が可愛いので見逃してしまいがちですが、うさぎが発するマイナス信号もしっかり見極めて付き合っていく必要があります。

 

【うさぎは無表情ではないんです】

フゴフゴと鼻を動かし、一見なにも考えていないようにも見えるうさぎですが、実はとても感情表現が豊かです。
人間と同じようにうさぎも個体によって性格は異なり、穏やかでのんびりな性格、好奇心旺盛で活発な性格、頭が良く物覚えが良いなど、いろいろな性質があります。
餌へのこだわりはよく見られる気質で、嫌いな餌は徹底的に拒んだり、草は葉だけを食べて固い茎はきっちり残したり。
餌とは別にオヤツが欲しいとき、適当に餌の残りをあげても見向きもしないなど、嫌なものは嫌!と主張をするのです。
足を床にダンダンと踏みつけて、不満を力で表現したりもします。

【うさぎの成長と、繁殖期の狂暴化】

ほんわか可愛い癒やし系に見えるうさぎですが、成長とともに感情が豊かになり、人間の思い通りに必ずしもなりません。
仔うさぎのときは好きだった抱っこを嫌がるようになったり、成長とともに個体の個性や性格が表に出てきます。
また、うさぎは生後4ヶ月頃から繁殖が可能になるため、オスの場合は発情期に尿を吹き付けるスプレー行為やマウンティング、凶暴化などが顕著にあらわれます。
縄張りを作りメスを獲得するため、ときには戦うこともある野生の本能が出るためといわれますが、野性味あふれるまま狂暴で手がつけられない状態ではペットとして一緒に暮らせません。