掃除を効率よく行うためにはほうきの種類を使い分けるのがポイント

毎日の掃除を行う際、掃除機をかけるという方は多いことでしょう。
最近は非常に高性能な掃除機も増えてきて、小さなゴミもしっかり吸い込んでくれるのでとても便利な家電です。
しかし、掃除機の種類によっては重くてサッと取り出しにくかったり、吸引の音がうるさいというデメリットがあります。

 

ほうきはいつでも気軽に取り出せる上に、静かに掃除をすることが出来るので非常におすすめです。
電気代もかからないので経済的なのも魅力的です。
軽くて収納場所もとりません。

ほうきの歴史は非常に古く、何と1000年以上前から使用されています。
その種類も非常に豊富ですので、効率よく家中をきれいにするためには、それらを上手く使い分けるのがコツです。

屋内掃除に使用するほうきは座敷箒と呼ばれるもので、使われている素材の種類によっては十年以上も使い続けることが出来ます。
まずおすすめなのがシュロを使用したタイプのものです。
ふわっとした掃き心地が特徴的なほうきです。
シュロ自体にワックス効果があるといわれており、掃除をしながらフローリングのつや出し効果を期待できます。
使用寿命が長く、髪の毛などの細かいゴミもしっかりと掻き出してくれます。

ホウキグサを使用したタイプのものは、シュロ製のものよりややコシがあり、固めの掃き心地です。
非常に使いやすく、絨毯や畳の目に詰まった埃を掻き出してくれます。
ササッと時間を掛けずにほうき掛けをしたい方には、シュロ製のものより草製のものがおすすめです。

化学繊維製のほうきは水場の掃除によく使用されます。
加工しやすいため、形状や大きさも色々な種類のものがあります。
ただし、静電気に弱く、使い続けていく内に汚れがつきやすいのが難点です。
そのため、種類によっては穂先だけを交換できるタイプのものもあります。

屋外用には竹ぼうきが一般的です。材質が硬くて粗いので、枯れ葉や砂利の中に詰まったゴミなども効率よく掻き出すことができます。

また、机の上のちょっとしたゴミを収集するのに便利な手箒と呼ばれる種類のものも一つあると非常に便利です。
コンパクトで使いやすいので、サッシの隙間掃除にも使えるすぐれものです。

ほうきは埃をたてないよう、狭い場所から広い場所に向かってゴミを集めていきましょう。
力を入れすぎると穂先が変形してしまいますので、優しく床に対して水平になるように使うのがコツです。
使用後は、穂先に癖がつかないよう穂先を上にして収納するか、フックにかけて収納するようにしましょう。
草製のものなら、もしも穂先に癖がついてしまっても水を含ませて形を整え、乾燥させれば元の形に戻すことが可能です。
それでも直らなければ、穂先を数センチカットして整えましょう。
椿油を薄めたものをスプレーし、たわしやブラシで梳くことでより長持ちさせることが出来るのでおすすめです。