沖縄長寿の秘密 黒砂糖について知ろう

沖縄には、健康なご長寿が多くいらっしゃいますよね。
その秘訣のひとつに、沖縄伝統の黒砂糖が関係していると言われていることをご存じでしょうか。
私たちが一般的に使用する白砂糖と、沖縄の黒砂糖にはその中身に大きな違いがあります。

 

【黒砂糖の原料は?】

沖縄の代表的な農作物は、サトウキビです。
黒砂糖とは、そのサトウキビのしぼり汁を加熱し濃縮したものです。
白砂糖(精製糖)と異なり、途中の製造過程で精製作業を行わないため、サトウキビの栄養分が残っているという特徴があります。
その栄養分は、カリウム・鉄・カルシウム・亜鉛・ミネラルと実に豊富です。
多くの栄養素を含む黒砂糖を毎日の食生活にうまく取り入れる事で、現代人が不足しがちな栄養素を補給することが可能です。

【黒糖にはミネラルがたっぷり】

沖縄でよく見るお菓子には褐色のものが多いように感じますが、これは黒砂糖を使用しているものが多いためでもあります。
「糖分」と聞くと、ダイエットの天敵!などよくないイメージを持つ方もあるかもしれませんが、黒砂糖には豊富なミネラルが含まれています。
ミネラルのひとつであるカリウムには、塩分の排出を助ける働きがあり、同時に血圧を下げる効果もあると言われています。
キュウリやスイカなどの夏野菜は、身体を冷やす食べ物と言われていますが、これらは実はナトリウムを多く含んでいます。
黒砂糖に含まれるカリウムを摂取することで、体内のナトリウムを効率よく排出することができます。
このように、同じ糖分を摂るのであれば、黒糖を積極的に取り入れることで、普段摂りにくい栄養素をうまく摂取することが可能なのです。