人気再復活のインスタントカメラで味のある写真を撮ってみよう

写真を撮るといえば一昔前はフィルムカメラが一般的でした。
今はスマートフォンなどデジタルカメラを使う人がほとんどなので、若い世代ではフィルムカメラを使った事がないという人が多く、すっかり懐かしいアイテムになりました。
しかし最近またフィルムカメラ、とくにインスタントカメラの人気が一部で復活しつつあるのです。

 

復活の元は若い女性たちです。
デジカメよりも味のある写真が撮れるというので人気が出てきているようです。
くっきりしたデジカメの画質に比べると、確かにフィルムカメラで撮った写真はポワンとレトロな味が出ます。
デジカメであればどんな写真が撮れたかその場で確認でき、気に入らなければすぐに消す事もできますが、フィルムカメラの場合は、写真が成功か失敗か現像するまでわかりません。
そのため、フィルムを無駄にしないよう一枚一枚大切に撮影するように心がけるようになり、撮った写真に対する愛着が増すのもいいところです。
フィルムカメラの写真はピンボケしたり、被写体がずれていたり失敗も多いですが、ピンボケさえも味になったりするのです。
フィルムカメラの減少とともに、最近は写真の現像屋さんも随分数が減りましたが、今でもがんばっているお店を街角でよく見かけます。
ネガを知らないという若い人もいるかもしれませんが、フィルムカメラを店に持ち込み現像してもらうと、一緒にネガがついてくるのがフィルムカメラならではです。
複数枚必要であれば、このネガを使い焼き増しも一枚単位からしてくれます。
店にもよりますが、現像の際は基本的に現像料と写真のプリント代の両方がかかります。
とても軽くて持ち歩くのにもちょうど良いし、パシャパシャおもちゃのような感覚で撮ることができます。
その可愛いチープさがまた受けているのでしょう。
いつもとは一味違う写真を撮ってみたい人におすすめで、たまには気分を変えてインスタントカメラを使ってみると面白いと思います。
友達同士や家族の何気ない普通の表情が、味のある素敵な写真になります。