二の腕のたるみを解消!原因を知って適切に動かそう

加齢とともにプルプルにたるんでくる二の腕。
体が太っているというわけではないのに、その箇所だけたるみが出ているという方も少なくありません。
薄着になる夏場は、特にたるみが気になる季節です。
そこで、まずたるみができる原因から探っていきましょう。

 

原因は大きく分けて、筋肉の衰え・姿勢・脂肪の3点が考えられます。
ひとつめの原因、外側の筋肉の衰えについて。
腕の筋肉は内側にある「上腕二頭筋」と、外側にある「上腕三頭筋」の2つ存在します。
上腕二頭筋は物を持ち上げたり、物を引っぱったりする筋肉で、普段から日常的に使用される筋肉でありこちらはなかなか衰えることがありません。
もう一方の上腕三頭筋は、物を押したり高い所の物を取ろうとして手を上げたときに使われる筋肉で、成人するとほとんどの人があまり使わなくなる筋肉であるため、どうしても衰えやすくなります。

次に姿勢も関係します。
普段から姿勢が悪かったり、デスクワーク中心だと猫背になりがちですが、筋肉を引っぱる力が衰えてこちらも腕のたるみの原因となってしまいます。

そして、3つめの原因は体脂肪。
筋肉量が減って脂肪の量が上回るとたるみの原因となります。

たるみ解消の運動は、これらの原因を取り除く方法と考えると分かりやすいでしょう。
運動の前に、普段の姿勢を正します。
日常的に猫背になっている方や、つい癖で頬杖をついている方は今すぐやめましょう。
特にパソコンを使っている方は、視線を上げられるようにモニターの高さを上げるなど工夫してください。
姿勢を正す習慣がついてきたところで、たるみ解消の運動に移りましょう。
普段腕がしていない運動、つまり「押す」動作が必要なので、腕立て伏せの逆方向の運動をします。
三角座りをして、手をお尻の後ろでつきます。
上体を少し後ろ側に倒す状態です。
全ての指が後ろではなく自分の背中側に向けてください。
そして、お尻を浮かせて上体を反らします。
その次に腕を曲げて背中も丸めた状態に。
この運動を繰り返し行ってください。
有酸素運動を平行して行うとさらに良いです。
上記の筋トレを行った30分後にウォーキングやジョギングを行うことで、脂肪が燃焼される上に、事前の筋トレにより代謝が向上して身体を動かしていなくても体内の脂肪が減ることになります。
三頭筋を鍛えるもっと身近な方法としては、掃除を真剣に丁寧に行うことです。
特に拭き掃除は、カロリーを効率よく消費する運動です。
高い所に手をあげて行う掃除は、三頭筋をフルで活用するため非常に効率が良いです。
しかもお部屋がきれいになって一石二鳥!ぜひ試してみてください。