生活習慣病予防、運動習慣をつけることの意味って?

生活習慣病とは、積み重なった悪習慣が原因で引き起こされるさまざまな疾患のことをいいます。
栄養バランスが偏った極端な食事、運動不足、喫煙や過度の飲酒など様々な要因があります。
そのような体にとっての悪習慣を長く続けた結果、糖尿病や脂質異常症、高血圧といった深刻な病気になってしまうのです。

 

【運動不足が体に及ぼす影響】

移動は通勤を含めどこへ行くにも車を使い、その上仕事はデスクワーク中心。
平日は仕事で疲れているので食事をしてすぐに眠り、休日は仕事疲れから解放されて家で動かずゆっくり過ごしたい。
このような生活では、体を動かす機会はなるほどまったくありません。
積極的に体を動かす習慣がない人は、生活習慣病を発症しやすい傾向にあるようです。
運動不足は、心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化が関係している疾患に強く影響すると言われています。
動脈硬化とはその名の通り動脈が硬くなることをいい、人間にとって命綱である動脈がもろくなり血液が流れにくくなってしまうなど恐ろしい病気です。

【適度な運動のメリット】

生活習慣病を改善するためには、生活に適度な運動を取り入れることがとても重要です。
運動を習慣化することで、中性脂肪を分解してコレステロール値を下げたり、肥満を予防したり、インスリンの働きを良くして代謝を向上させる効果が期待できます。
また、筋肉の細胞にブドウ糖が取り込まれやすくなるので、血糖も下がりやすくなり糖尿病を予防する効果もあります。
身体を動かすことでぐっすり眠れるようにもなり、質の良い睡眠をとることが可能です。
ほかにも、運動することでストレス発散にも効果的です。