いろいろな砂糖の種類。ぴったりな使い方を考えよう

家庭でよく使われる砂糖には、いろいろな種類があることをご存じでしょうか。
砂糖の成分である糖質は、成分のつながり方(組成)によって呼び名が変わります。
家庭でよく使われる一般的な白い砂糖は上白糖という名称で販売されており、これはショ糖と言われ小糖類の一種です。

 

ショ糖にもいろいろな種類があり、コーヒーやお菓子作りに用いるさらさらのグラニュー糖、ミネラルが豊富な黒砂糖。
そのほか、三温糖や氷砂糖もそうです。
これらは見たことがあっても、これだけの種類を揃えることは家庭ではあまりありません。
しかし、砂糖は種類によってそれぞれ適切な使い方があることがわかりました。

我が家には、毎年梅酒を漬ける習慣があります。
梅酒を作るのに必要なのが氷砂糖ですが、数ある砂糖の中でなぜ梅酒作りには氷砂糖なのかというと、氷砂糖には「ゆっくり溶ける」という特徴があるためです。

ゆっくりと溶けることで、梅に対する浸透圧もゆっくり徐々に上がっていく事になり、梅の旨味を効果的に引き出すことが出来るのです。
氷砂糖のゆっくり溶ける性質は、煮豆や甘露煮といったじっくり調理する必要のある料理に用いることが向いています。
果実酒を作ったあと氷砂糖が余っているご家庭では、一度試してみてくださいね。