なにげなく食べている朝食の定番メニュー、でも気を付けて!

近年、朝食は大切という考えが広まり、朝食を重視する家庭が増えています。
しかし一方、朝食を摂らないで登校する子どもも増えており、大人においてもなんとなく何も食べないまま出かけてしまうこともあります。
一日の始まりである朝食はしっかりと取りたいものですが、定番の朝メニューにも気を付けるべき点があります。

 

【気軽に食べられるパン】

手軽なパンは朝食の定番ですが、種類によっては注意の必要な点があります。
市販のパンにはマーガリンやショートニングが含まれていることが多いのですが、これらの主成分はトランス脂肪酸というもので、認知症や心臓病の引き金となる可能性のある物質です。
また、パンは糖質やGI値が高く、食後急に血糖値を上げてしまうため、糖尿病を悪化させる可能性や、肥満体質につながる可能性もあります。
パンを選ぶ際は、精製小麦使用の白いものではなく、全粒粉を使用した低GI値のものを選ぶと良いでしょう。
近年ではコンビニエンスストアを中心に、低糖質などの情報をきちんと表示されているパンが増えています。

【栄養価の高いグラノーラ】

グラノーラには乾燥した果物や様々な穀物が含まれており、栄養価にすぐれ健康に良いとされています。
しかし、グラノーラも種類によっては注意の必要な点があります。
グラノーラの種類によっては大変甘い味付けがされており、砂糖を多く使用していることがあります。
砂糖を過剰に摂りすぎると糖質を多く摂る結果になり、その場合高血圧や脂質異常症を引き起こす原因になる可能性があります。
グラノーラを選ぶ際には、糖類が抑えられているものにするよう気を付けましょう。
甘さではなく素材の噛み応えを楽しみ、しっかりと味を感じながら食べられるものを選びましょう。